皆さんはスクワットを何のために行なっていますか?
誰でも1度はしたことがある「スクワット」ですが、なぜ皆さんはスクワットを行うのでしょうか。多くの人がダイエットや筋トレといえばスクワットだろう!と思いスクワットを行う方が多いかと思います。しかしその選択で本当に良いのでしょうか?
今回はスクワットをするといい人、そうじゃない人についてお話しします。
スクワット(Squat)とは
目的
全身の筋力やバランスを強化し、
日常動作(しゃがむ、立ち上がる)に直結する
機能を高めるエクササイズ
動作の特徴
膝と股関節を曲げて体を上下させる動きが中心のエクササイズで、動作中に膝関節の屈曲・伸展が大きく関与します
主に使う筋肉としては
・大腿四頭筋(太ももの前側)
・腹筋や脊柱起立筋も姿勢維持に関与します。
といった内容がスクワットの主な概要となります
そこで一つ考えて欲しいことがあります
それはスクワットの主な使う筋肉の中にある大腿四頭筋(太ももの前側)という部分です。
また現代ではスウェイバックポスチャーと言って写真のような人が多く見受けられます
このような姿勢の方の特徴としては
・腰が痛い
・前の太ももが張る
・ふくらはぎが張る
といった症状などが見られることが多くあります
このような姿勢になってしまう原因として挙げられるのは、
・ハムストリングス(もも裏の筋肉)の弱化
・腹筋群(内腹斜筋、腹横筋)の弱化
・大臀筋の短縮化 etc…などが挙げられます
ではこのような方がスクワットを行うとどうなってしまうでしょうか?
主にスクワットでは大腿四頭筋や脊柱起立筋の活動が高く、逆にハムストリングスや大臀筋などの活動は活発ではないとされています。
なので上のような写真の方や、お尻を鍛えたい人、反り腰、腰痛や膝痛を持つ方がスクワットを行なってしまうとかえって体に対する負荷や姿勢の劣悪化を招いてしまう恐れが出てくる可能性があるのです。
また足を細くしたい人にとっては帰って太ももがかえって太くなることも可能性もあります
ではスクワットは行ってはダメなのでしょうか?
答えはNOです
しかし一つポイントがあります。
それは行う順序ですただでさえ太ももの前や背中や腰が張る方が最初にスクワット右をチョイスするのはナンセンスですが、状態が整ってから行う場合は下肢のトレーニングとして有効かと考えます。
要するにとりあえずスクワットっていうのはお勧めしないだけで、目的や状態に合っていれば良いトレーニングになるということです
ではそこで一つおすすめのエクササイズがヒップヒンジです
ヒップヒンジ(Hip Hinge)
目的
股関節の動きを改善し、お尻の引き上げや姿勢の改善を目指す
動作の特徴
股関節を中心に前屈と伸展を行う動きです。
膝の屈曲は最小限で、股関節の動きにフォーカスします。
主に使う筋肉
・ハムストリングス(太ももの裏側)
・大臀筋(お尻)
ヒップヒンジは主にハムストリングスと大臀筋の活動量が高く、スウェイバックの方にはおすすめのエクササイズとなります。
また膝に対する負荷も低いため、膝の痛みをお持ちの方にもおすすめのエクササイズとなっています
このエクササイズによりハムストリングスや大臀筋を鍛えることで膝や太ももが張ることなく
効率的にお尻周りやハムストリングスを鍛えることが可能になります
少しスクワットとヒップヒンジを分けて考えてみましょう
項目 | スクワット | ヒップヒンジ |
---|---|---|
主な動きの中心 | 膝と股関節 | 股関節 |
主に鍛える筋肉 | 大腿四頭筋、脊柱起立筋 | ハムストリングス、大臀筋 |
膝の関与 | 膝の屈曲・伸展が大きい | 膝の屈曲は最小限 |
フォームの意識 | 垂直方向の動き、膝がつま先を超えない | 股関節を後ろに引く |
例となる種目 | バックスクワット、フロントスクワット | デッドリフト、ケトルベルスイング |
このように一見同じに見えるエクササイズでも鍛えることができる場所や関節の負担がかかるポイントが変わってくるため適切なエクササイズを選ぶことが重要になってきます
なので体の使い方をしっかりと把握した上でトレーニングを行うことで無理なくかつ効率的に、リハビリやダイエットが可能になるかと思います。
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