呼吸

胸郭の柔軟性がゴルフの捻転差に与える影響

ゴルフで飛距離を伸ばすために重要な要素の一つが「捻転差」です。
この「捻転差」とは、上半身(胸郭)と下半身(骨盤)の回旋角度の差のことで、

これが大きいほど力強いスイングが可能になります。
しかし、この捻転差を作るためには胸郭の柔軟性が不可欠です。


胸郭とは?

胸郭は、肋骨・胸骨・胸椎から構成される部分で、肺や心臓など重要な臓器を守っています。
ゴルフのスイングでは、この胸郭が柔軟に動くことで、上半身をしっかりと回旋させ、下半身との捻転差を生み出します。


胸郭の柔軟性が低下すると、スイングに以下のような悪影響が出ます:

  1. 捻転差が小さくなる
    胸郭が回旋しないため、下半身との捻転差が作れず、飛距離が伸びにくくなります
  2. 肩や腰への負担が増える
    胸郭が動かない分、肩や腰に無理な力がかかり、痛みや故障の原因になります。
  3. スイングが不安定になる
    胸郭が硬いと体幹の動きが制限され、スイングの軌道が安定しにくくなります。

ゴルファーにとって、胸郭の柔軟性は飛距離だけでなく、スイングの安定性やケガの予防にも直結するので、
とても重要な動きの1つになります


1. 胸郭回旋ストレッチ

  • 方法:四つん這いの姿勢から、片手を頭の後ろに添えます。
  • 動き:肘を天井に向かって開くように胸を回旋させ、胸郭を伸ばします。左右10回ずつ行いましょう。

2. キャット&カウエクササイズ

  • 方法:四つん這いで背中を丸め(キャット)、次に背中を反らせる(カウ)。
  • 効果:胸椎の柔軟性を高め、胸郭全体を動かします。

3. スパインツイスト

  • 方法:椅子に座り、膝の間にタオルなどを挟み、両手を胸の前で交差。
       息を吐きながらゆっくりと左右に上半身を捻ります。
  • ポイント:骨盤を固定して、胸郭だけを意識的に回旋させること。

胸郭の柔軟性は日々のストレッチやエクササイズで改善できますが、さらに効果的に柔軟性を高めるには専門的なケアもおすすめです。

当院では、胸郭の可動域改善に特化した呼吸のエクササイズや骨盤と胸郭の連動したエクササイズなど行っています。胸椎・肋骨周辺の筋肉や関節にアプローチし、ゴルフに必要な動きをスムーズに引き出すことが可能になります


ゴルフの飛距離やスイングの安定性を高めるカギの一つとして「胸郭の柔軟性」が重要になります。
胸郭をしっかりと動かせるようになると、捻転差が生まれ、効率的にパワーを伝えられるようになります。胸郭の柔軟性に不安がある方、ゴルフのパフォーマンスを向上させたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたのスイングを根本からサポートいたします!

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